■Close Up Development/ADVANスニーカー




寸法のばらつきを徹底的に少なくして、精度の高い左右対称性を実現したい。

経年劣化による機能の低下を可能な限り少なくして製品の耐久性能を高めたい。

ADVANスニーカーの開発には今まで以上に高いハードルを設定しました。

このコーナーでは開発秘話やその歩みを振り返ります。


Made in Japan


「ADVAN STYLISH COLLECTION」は、高い技術と厳しい品質管理体制を備えた生産拠点であれば、生産国にこだわりはありません。
事実生産国は多岐にわたっています。中には、優れた技術を持ったパートナーも出てきておりADVAN STYLISH COLLECTIONを支えてくれています。しかし、何回試作を重ねても、私たちが要求する品質を実現できない製品が存在することも事実です。

”日本はモノつくりで追いつかれた。他国の技術と日本の技術は大差ない” 本当でしょうか?

私たちは、Tシャツからカバンに至るまでさまざまな製品を手がけていますが、モノつくりに欠かせない目配り、気配り、心配りに関しては、日本の職人を超える職人はこの地球上に存在しないとすら感じています。マイスターと呼ばれる熟練工の資格制度を持つドイツの製造業も高いモノつくりを実現していますが、気配りや心配りといった面では日本の職人の域に達することは難しいというのがモノつくりの世界では一般的な認識です。

それは、国民性の違いに起因しているのかもしれません。契約社会である欧米は、製造指示書以外のことを製作サイドで手を加えることは極めて少ないですし、アジアの国々では、クライアントが要求する品質以上の提案を製作サイドから行うことは稀です。

”基本デザインをすこし変えてくれればもっと機能が向上する。”
”コストがかかっても、時間がかかってもこうしたほうがもっとよくなる。”

私たちは、これを「親切なおせっかい」と呼んでいます。日本の職人には、このおせっかいが本当に多い。図面に指示された内容をそのままカタチにすれば仕事として終わりとは絶対に考えない。納品までの最後の最後の瞬間まで改善案を積極的に提案していく。

私たちは今回の開発で「親切なおせっかい」を何度も経験しました。仕様変更を繰り返し、試行錯誤して創りあげたスニーカー。本当に良いモノができた。心の底からそう感じています。

”Made in Japan”とはそういうものなのかもしれません。


靴のカタチ


足の形は、エジプト型・ギリシャ型・スクエア型など類型があり、お客様の履いている靴によってストレスのかかり方に特徴がでます。日本人に多いのは、ギリシャ型とスクエア型で、先の細い靴をはくと、つま先が痛くなるのは、この足型のせいもあります。
つま先がシャープな靴は、スタイリッシュな印象を与え、デザイン性に優れるのですが、長時間履き続けるとストレスを与えてしまいます。

足型を徹底的に研究した結果、日本人にはつま先に余裕のあるセミラウンドトウ形状の靴が快適と判断しました。普段履きができて、いざとなったらドライビングシューズの領域までカバーできる最適形状。この形状はデザイン性を兼ね備えつつ、快適性も1mmたりとも譲らないベストな形状であると私たちは考えています。


製法へのこだわり


靴の製法はウエルト製法やマッケイ製法などが有名です。これらの製法は、耐久性に優れ、型崩れしにくいという利点はあるものの、「甲革=アッパー」と「靴底=ソール」を糸で固定していますので、糸の縫い目から水が沁み込んでしまうといった弱点があります。
従ってスポーツシューズに採択されることは滅多にありません。スポーツシューズは、軽快感や、生産性を重視し、アッパーとソールの接合を接着剤で接着しプレスするセメント製法が一般的です。
セメント製法は接着剤で固定される為、糸の縫い目がなく耐浸水性には優れるといった利点があります。反面、アッパーとソールを糸で固定していませんので耐久性に劣り、靴底が剥離してしまうといった弱点があります。

私たちは、この課題をクリアすべく、セメントでアッパーとソールを接着する製法ではなく、インジェクション製法を採択しました。

インジェクション製法とは、アッパーに底金型をセットし、液状の合成樹脂を金型に入れ、加熱接着しながら同時に本底を成型する製法です。この製法は、ソールとアッパーの結合が強く、底はがれの心配が少ないことに加え、接着と成型を同時に行うため無理がなく形くずれが少ないといった利点があります。すなわちウエルト製法などの利点である耐久性・耐型崩れ性と、セメント製法の利点である耐浸水性を同時に備える製法ということになります。

この製法は、金型の精度、加熱時間のコントロール、成型後の処理に関するノウハウが高度なため、私たちはパートナーを日本に求めました。

さまざまな天候下において、快適を約束するADVANスニーカーは、日本の高度なインジェクション製法によって支えられているのです。


素材へのこだわり


私たちは、アッパーの素材に本革を採択しました。合成皮革ではなく、本物の「革」を採択したのは理由があります。
最近の合成皮革は、見栄えといった面では、本革と見分けができないレベルにまで進化しています。クロコダイル調、オーストリッチ調などバリエーション豊かな表面加工も可能です。しかしながら合成皮革は通気性の面では、本革の持つ機能レベルまで到達できていないのです。

通気性は、繊維の持つ細かさによって影響を受けます。繊維が細ければ細いほど通気性は上がります。本革の繊維の細さを1とした場合、人間が作り出す繊維の最小値は1000を超えてしまうのです。今回ADVANスニーカーに採択した革は生後6ヶ月以内の仔牛の皮です。きめが細かく肌触りが良い最高の皮を丁寧な「鞣し(なめし)」加工で革にしています。

私たちが追求した素材の快適性をぜひ体感して欲しい。追求した吸湿性、排湿性はきっと体感できると信じています。



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■Close Up Development/ADVAN ドライビング・アイウェア




雲ひとつない晴れ渡った朝。幾度となく訪れたワインディング。

降り注ぐ日差しは直接光として、時にはボンネットや対向車のウィンドウ、遥か眼下の湖面や美術館のオブジェに照返した反射光としてコックピットに襲いかかり、ドライバーは思わず目を細める。

ドライビング・アイウェアは、直接光と反射光による眩しさをカットし、快適な視界を確保することが基本機能。

迫りくるコーナーを確実に見極め、ミスのない確かなドライビングを実現したい・・・。

私たちは、「信頼」「確かさ」をあらわす「シュア」という言葉にコンセプトを重ね合わせ、開発を進めていくことにしました。

このコーナーでは「ドライビング・アイウェア」の開発秘話や歩みを振り返ります。


三つの大切なニーズ


私たちは、まず「ドライビング・アイウェア」に求める性能について愛用者の声を徹底調査しました。貴重な意見を精査したところ、三つの大切なニーズが浮かび上がりました。

①歪みのないクリアな視界を確保したい。⇒ デザイン性よりも優れた視界を優先。

②日差しの照り返しによる眩しさをカットしたい。⇒ 一点を見据えるための究極的な偏光性能ではなく、全般的な防眩性能が欲しい。

③長時間装着しても疲労が少ないものが良い。⇒ スポーツなどの激しい動作への追従よりもストレスフリーな掛け心地にこだわる。


歪みのないクリアな視界の確保


ドライビング・アイウェアの基本は、眩しい光の低減です。

ところが、ドライバーへのヒアリングを重ねる中で、レンズの屈曲率がシュアなドライビングを阻害することがわかりました。「裸眼では問題ないのに、アイウェアを装着すると頭痛がする」。数多の声に注目しました。
最近、多く見かけるようになった顔のカーブに沿った有機的デザインのアイウェアは、高い屈曲率のレンズを使用することになり、結果として歪んだ視界を生み、さらには頭痛やめまいの原因となることがわかったのです。俗に言うプリズム現象です。

ディセンターと言う手法で歪みを補正することは可能なのですが、完璧に歪みを取り去ることはできません。

デザイン性を優先するあまり、歪みが出るようでは不快感につながり、シュアなドライビングを実現できないのではないか・・・・・。

私たちは、眩しさのカットという基本的な機能を追求する前に、歪みの抑制について考えることにしました。

最終的には曲率の小さいカーブで構成したデザインと、光学特性に優れるレンズ素材との組み合わせに解決策を見出しました。

検討したレンズ素材は、CR偏光、ポリカーボネート偏光、ウレタン系偏光、トリアセテート偏光など4種類にわたります。

結果として、最も歪みがすくなく、ナチュラルな視界を確保できたのがプラスチック系のCR偏光レンズでした。優れた光学特性を持ち、非常に歪みの少ない自然な視界を実現します。私たちは、CR偏光レンズ(CR39)の採択を前提に、歪みだけではなく眩しい光の低減に効果があるのか?検証を重ねました。



日差しの照り返しによる眩しさをカット


偏光レンズは、薄さわずか30ミクロンの偏光膜という特殊なフィルムを挟み込んであり、水平方向の反射光を取り除き、雑光のない澄んだ心地良い視界を確保することができるのです。

今回ADVANアイウェアに採択したCR偏光レンズは偏光度が98%以上の高い性能を有するもので、シュアなドライビングの阻害要因である反射光の眩しさを軽減します。
ETCやナビゲーションがフロントウインドウに映りこまないクリアな視界はきっとドライビングに新しい発見をもたらすことでしょう。

さまざまな光の条件下でフィールドテストを繰り返して採択されたレンズは、ドライバーのためのオンリーワン・セレクションです。


直接光のカット


CR偏光レンズは、歪みの抑制のみならず反射光のカットについても高い性能を保持していることがわかりました。では直接光のカットについてはどうなのか?

私たちは引き続き、レンズの可視光線透過率について検討を続けました。

可視光線透過率は、単純な光の眩しさの度合いのことで、低くなるほど光を通さないことを示します。直接光の眩しさの低減は、可視光線透過率に反比例し、透過率が高ければ明るい視界、逆に低ければ暗い視界になるということです。

直接光の眩しさを抑えることに重きを置くのか?あるいは明るい視界の確保を優先するのか?

可視光線透過率についても徹底的にドライバーの視点で考察を進めていきました。

30%以上の明るい透過率と高い偏光性能を両立したレンズも存在しますが、反射光の低減はできても、直接光の眩しさを抑えるには限界があります。さまざまなレンズを試してみても、20~30%の透過率ではダイレクトに太陽光線を受け止めたときのフィーリングに違和感が残りました。

ドライバーの使用状況を考え、違和感を取り除くべく、可視光線透過率を15%に設定しました。この数値は暗い視界の部類に入りますが、カタログスペックでは測れないフィーリングを重視した結果なのです。


紫外線のカット


充血・角膜炎など、眼に悪影響を及ぼす紫外線。有害な紫外線透過率の低減にも私たちは積極的に取り組みました。

UVカット機能は業界標準の1%未満からさらに低減し、わずか0.1%未満を実現しました。ADVANアイウェアを装着すると、紫外線を99.9%カットできる計算になります。 オープンエアでのドライビングでも、ドライバーの眼を紫外線から守ります。



長時間の装着でも疲労が少ない


長時間の装着でもストレスフリーなアイウェア。

私たちは絶対的な軽さではく、各部位のトータルバランスによって疲労低減を実現するアプローチを採択しました。

レンズの重さとテンプルの重さの相対バランスの調合。モダンの素材と形状、ノーズパッドとクリングスの関係、ヨロイの屈曲角度・・・細部を徹底的に突詰めることで、高度なストレスフリーを実現しました。

また、著名なブランドでも、チタンはフロントリムのみで、テンプルにはニッケル合金という組み合わせが多い中、ADVANはフレーム構造ではブリッジを除くすべての部位をチタン化。耐久性の追求にこだわりました。

チタンは、耐久性だけでなく耐食性に優れていることで金属アレルギーが起こりにくい特性も持ち合わせており、ストレスフリーの実現に貢献しています。



デザインコンセプト


セレブリティ御用達として支持を得ているブランドはみな、古典的手法に則ったクラシカルタイプのデザインを堅守しています。

なぜでしょうか?

一瞬の輝きを狙うだけなら奇抜なデザインを纏えば良い。
しかし、本当の美しさを理解する人からは決して支持されることはありません。

ADVANの目指すドライビング・アイウェアのデザインはどうあるべきか?

トレンド重視?それともインパクト?・・・・。さまざまな切り口からデザインコンセプトを検討しました。

私たちは迷わず「クラシカルモダン」というコンセプトを選択しました。

長く愛用しても決して色褪せず、先進性をも持ち合わせる。ADVANが立ち止まることを許されないブランドであるが故の決断です。

普遍的なデザインを骨格として最先端のトレンドまでも反映させていく。

難題にも挑むADVANは、伝統的なティアドロップ形状に光学特性ぎりぎりまで攻め込んだスクエア要素を持たせ、テンプル部の左右非対称立体透かし彫りと、フィレット加工を施したビクトリーブリッジの表現を試みました。

これらのデザインワークはクラシカルモダンとしての普遍美を突詰めたADVANの答えなのです。


Made in 鯖江


日本が誇るアイウェアの産地、福井県鯖江。 鯖江はいまやMade in Japanアイウェアの約96%を生産しています。

海外の老舗ブランドもライセンス生産を鯖江に依頼する背景には、多くの熟練した職人、技術、そしてこだわりが他を圧倒しているからです。

金型、プレス加工、ロウ付け、研磨、表面処理、製品検査・・・。どの工程をとっても世界トップレベルのクオリティです。

私たちは鯖江以上の技術を提供してくれる産地を知りません。

ADVANドライビング・アイウェアのテンプル部には「Made in Japan」と印されてています。本来ならば「Made in Sabae」であるべきかもしれません。

なぜならば、部品製作から組み立てに至る全ての工程をADVANは鯖江で行ったのです。部品は他国、最後の組み立て工程のみ日本で行いJapan Madeを刻印しているものとは生い立ちが異なるからです。



クラフトマンシップ


ADVANドライビング・アイウェアの高難度デザインは、鯖江の技術なしには実現しなかったと言っても過言ではありません。鯖江技術の根幹とは ・・・

①ハイスペックのマシニングセンターやプレス機器などの最新機材
②高度なデザインを産み出してきた経験とデザインへの理解。そして繊細な感性
③一切の妥協を許さない職人魂

中でも妥協を許さない姿勢には、私たちは畏敬の念すら感じます。

0.1mmの誤差をも許さない金型精度へのこだわり、均一した錬度の高いプレス精度へのこだわり、ロウ付・研磨・表面処理など細部仕上げ品質への情熱、プライマーからトップコートまで微細な工程を経て丁寧に塗装される染色への配慮、そしてキズやバランスなど出荷前の品質管理に関する高いモラル。

「ものづくり」とはどういうものか。

ADVANドライビング・アイウェアには、鯖江のクラフトマンシップが随所に魂入されています。



Change your visibility.


ただの色つきのサングラスではなく、徹底的に機能を突詰めてドライバーのために開発されたADVANドライビング・アイウェア。

「シュアなドライビング」を引き出すツールとして自信を持ってリリースできる逸品を創りあげることができました。

当たり前だと思っていたウィンドウ越しの風景が劇的に変わる感動をクルマを愛するみなさまに届けたい。


「いつもの道が違って見える・・・・」その感動をぜひご体感いただければ幸いです。



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